Javaをjenvを使ってMacにインストールする
もともとRubyしかやってこなかったのに、所用でJavaの開発が必要になったので、急遽、MacにJavaをインストールしてみた。
ただ、闇雲にインストールしてJavaのバージョンが違うとか言われたら面倒なので、
JavaにもRubyのバージョンパッケージ管理ツールrbenv的なのがないかと思ったら、jenvというのがあるみたいなので使ってみた。
環境
下記環境で開発環境を設定した。
Javaインストール
Javaバージョン管理ツールのインストール
今回はJava1.7をインストールする必要があったが、別のバージョンをインストールするときに既存のコードに影響を与えないようにJavaバージョン管理ツール、jenvを先にインストールする。
brew install jenv
使用しているシェルがZshの場合
echo 'export PATH="$HOME/.jenv/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc echo 'eval "$(jenv init -)"' >> ~/.zshrc
使用しているシェルがBashの場合
echo 'export PATH="$HOME/.jenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile echo 'eval "$(jenv init -)"' >> ~/.bash_profile
これでjenvの設定は完了。jenv versions
コマンドでjavaのバージョン情報が表示される。
jenv versions # Javaはインストールしていないので、javaのバージョン情報は表示されない * system (set by ~/.jenv/version)
Java1.7をインストール
brewでインストールできるjavaのパッケージがないか検索する。
brew search java # いくつかjavaという名前の含まれるパッケージが表示される。 ... Caskroom/cask/java Caskroom/versions/java6 Caskroom/versions/java7 # これが目的のパッケージ
Caskroom/versions/java7 が目的のパッケージなので、下記コマンドでインストールする。
brew cask install java7
再度jenv versions
コマンドで確認。
jenv versions * system (set by ~/.jenv/version) 1.7 1.7.0.80 oracle64-1.7.0.80
Java1.7.0.80を基本的に使用していくので、Mac全体で使用するJavaのバージョンを1.7.0.80に指定
jenv global 1.7.0.80 jenv versions system 1.7 * 1.7.0.80 (set by /Users/nagayatakumi/.jenv/version) # 1.7.0.80がデフォルトのバージョンになっている oracle64-1.7.0.80
通常のJavaのバージョン確認コマンドjava -version
で確認しても正しく1.7.0_80が指定されている。
java -version java version "1.7.0_80" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_80-b15) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.80-b11, mixed mode)
この後、別のバージョンのJavaをインストールしても、Mac全体で使用するJavaのバージョンは変わらない。
brew cask install java jenv versons system 1.7 * 1.7.0.80 (set by /Users/nagayatakumi/.jenv/version) 1.8 # 1.8が新しくインストールされた。 1.8.0.112 oracle64-1.7.0.80 oracle64-1.8.0.112
これでバージョンの違いとか気にせず、Javaの開発ができる! まあ、Javaのこと全然わからないのでこれから色々勉強しないといけないんですが...